励磁突入電流抑制装置 Inrush−Limiter 特許取得 / 2018年7月

このたび、かねてから開発を進めていました励磁突入電流抑制装置 Inrush−Limiter の特許を取得することができました。今までも特許は取得していましたが、興電舎社員のみで取得した特許は今回が初めてです。

2012年に完成してから下記の通り改良を重ね今日にいたっています。
@お客様にお使いいただくツールの改良 
 例:表示器(表示のみであったのをタッチパネル形式に変更)
A電源仕様のラインナップ増
B海外対応品に改良(CEマーキングの取得)






【励磁突入電流とは】
発電所から送られる高電圧の電気は、「変圧器」によって低い電圧に変換されて工場や公共施設、また一般家庭の電気として利用されています。
変圧器は電気を利用する上で必要不可欠な設備であり、電気の利用状況に応じてスイッチの入り切りが行われますが、この「変圧器のスイッチ入り」のときに励磁突入電流(れいじとつにゅうでんりゅう)という異常電流が発生し、工場や公共施設などに様々な障害※が起こります。
Inrush-Limiter T1は、励磁突入電流を無くすことによって電気の利用者側で起こる障害を未然に防ぐ役目を担っています。
※様々な障害とは…
 ・工場系の停電→生産ラインの停止→膨大な被害
 ・情報管理機器(サーバー)のダウン
 ・医療用電機機器への影響
 ・家電製品が変調をきたす
 ・パソコンの電源喪失   その他



【開発にあたって】
変圧器励磁突入電流抑制装置は1998年に研究をスタートし、2005年に初号機が完成しました。
この装置の基礎を築いたのは当時の技術顧問です。当時、この装置について中身を理解しているのは顧問だけという状況があり、このままでは本当の意味での「興電舎ブランド」とは言えないため、自分達の力でこの装置に関する技術資料を1から作り直す作業を行いました。そして開発メンバー一丸となって前進し、2010年以降は現在の技術顧問にもご指導いただきながら、2012年にようやく「興電舎ブランド」としての変圧器励磁突入電流抑制装置が完成しました。